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2025.10.17
株式会社わらうライフクリエイト様
わらうライフクリエイト 代表取締役

関口雄一

飲料メーカーでの外食担当経験を経て、
ポポラマーマ(生パスタをメインとした大手チェーン)に入社。
店長、エリアマネージャーと順次昇格し、本部幹部を経て独立。
焼きそばを単一商品ではなく、ジャンルとして捉え横展開することで、
その可能性を大きく広げている。
最近では焼きそばだけに捉われず、プロデュースも力を入れる予定で、
新たな飲食の道を開拓している。

イタリアンの雄としても名高いポポラマーマで幹部までなった。
ただイタリアンでの独立は考えていなかったですね

イタリアンは好きですし、パスタも好きだけど、そこはあくまでチェーン店出身。
ビジネス的な話しをすると、○○で修業した。とか某有名店での○○経験といったイタリアン店
としての価値はポポラマーマには無いと思っていました。
つまりそれを聞いたお客様にとって魅力があるかどうか。
だから食べに行きたいと思うかどうかでしたね。

焼きそばをやろうと思った理由は、
焼きそばをメインにやっているお店というのを考えた時、
お好み焼き屋のサイドメニューか、中華屋での上海焼きそばとかしかなく、
後は地域にあるご当地焼きそばみたいなものがほとんどだったんですよね。

そう考えた時に、
パスタ専門店はこれだけあって、どこも高いレベルをお客様から求められているのに対し、
焼きそばは専門店が少ないということで
求められているハードルが低いということに気づいたんです。
元々自分のいた業界ですから、
パスタ屋ができた。と聞いた時のお客様期待値の高さと、
焼きそば屋ができた。と聞いた時のお客様の求める期待値には大きな差があると思っていました。

なので、少しのこだわりであっても圧倒的な違いとして見せられるのが焼きそばであって、
私にとっては焼きそばとパスタの違いとは麺がちょっと違うだけ。という感覚。
しかしお客様から見られる時のハードルには決定的な違いがある。
ということが焼きそば屋を開業した経緯で、今もその考えは変わりません。
パスタを焼きそばに転換したし、結局やることはありませんでしたけど、
ピザをお好み焼きに転換するようなイメージでした。

後は大手でできなかったことをやれる魅力もありました。
例えば高原価のものはポポラマーマの時は、扱いが困難でしたが、
これ美味しいんだけどな。といったものなどを扱うことが出来ました。
私は商品を作るにあたって、テーマとして
焼きそばをお客様期待値がそこまで高くないパスタと捉えていたこともあり、
焼きそばを作るにあたっても
最初から横展開を意識したソース味、醤油味、塩味に加えてナポリタンなどの焼きそばや、
今も含め季節ごとの焼きそば、今なら麻辣焼きそばなどといった新作を出しています。
その中から例えば良く売れるものなどはグランド化したりするのもありで、
焼きそばとしてはバリエーションが多い方だと思います。

開業までは集客の為と、自分自身を叱咤する意味も込めて、ブログを開設し、
開業時期を2011年8月8日と定めて約1年半の準備期間の間、
そのブログを更新しながら、お店の準備をしていきました。
書くこと自体自分への良い影響にもなるし、
知り合いや他人も読めることで、もう止めるとは言えないぞ。
という戒めにもなっていましたね。
今だったらyoutubeとかインスタなんかできる人であればいいかもしれませんね。

お店は路面一軒家タイプ~フードコートでの出店も経験、
その中での苦い経験。

開業当初は色々ありましたがそれでも店舗展開を含め、各店順調に推移していました、
ただ今考えると、出店地へのリサーチや自店を求めている客層がその地域にどれだけいるかなど
全く考えていませんでしたね。
当時メディアでもよく紹介されていたこともあり、
ウチのようなお店がいけばどこで出してもある程度は集客できる。というような自信があったんですね。
そんな中で出店した江戸川台のお店は非常に良くなかった。
今考えると、全然道も良くなく、全然売れない。
名前も当時の考えでまるしょうとは付けずに、
違った店名で同業種出店をしたので、
知名度も生かせないばかりか、無駄な詮索が起きてしまう弊害まであった。
その後も越谷への出店や岩本町など出店地を深く検討しないまま、
家賃の安さなどだけで出店判断をして、
集客については深い検討をしなかったことが、
結果見事に売れなくて。
北千住に出店した時は780円の焼きそばでも高いと言われましたね。
出店地における周辺情報や販売価格、客層などの分析は重要だと気付きました。
契約更新のタイミングなどで人的問題もある為に店を閉じたということもありました。

フードコートについては、
やはり夜営業がポイントです。ほとんど夜は売れなかった。
出店のきっかけは向こうの営業さんからのお声掛けで条件も優遇してくださいました。
イオンさんやユニモさん、イトーヨーカドーさんへ出店しましたが、
結局当初見込んでいた売上が出せず気づいたらその営業さんも姿を見せず。といった感じでした。笑

フードコートでの出店で気を付けなければならないことは、
自店での集客がどうであろうが決められた営業時間は営業してなければならないこと、
維持管理費として駐車場の代金費用や諸々コストが乗っかってくることや場合によってはALL電化もあります。
それと店長会議など施設側での拘束時間などが発生すること。
もちろんホール席を作らない点や居抜きなどによって初期コストを抑えられるケースもあり歩合などもあるので、
メリットとリスクは先にしっかり確認しておいて、
営業さんの言葉だけに惑わされずに経営上リスク要素は加味しておいた方がいいと思います。
私の分析ではフードコートで売れるお店は、
うどん店やちゃんぽん、牛丼などのナショナルチェーンに売上が極端に集中しているイメージでした。
カレーもあまり売れていなかったですね。

時系列で過去10店舗の出店と7店舗を閉店行う。
そこから学んだ経験

千葉から東京へ
出店を続ける中で出会ったのが、本郷の物件。
東京進出は初めてということもあり、
家賃も今までの倍以上の40万ということで、すぐには判断できなかったですね。
自分的にはとても怖かったです、もしこけたらあっという間に死んじゃうな。ぐらいの。
ただ当時テレビ番組で全国の焼きそばランキングで10位にノミネートしたこともあって、
柏でやってそこそこいってるなら、東京でも受け入れてもらえるんじゃないか。
と判断したことが結果とても良かったですね。
やはり東京に進出したことで、メディアの扱いも大きくなり、
そこから露出が増えていった。今でも本郷は高利益を上げるお店です。
お店の拡大の鉄則として、
まず小規模なお店を構えることが良いと思います。
最初から無理しないで。そこで経験を積んで大きいお店を持つことでリスクが減り、
またある程度の収益予想もできますので。
ウチは何故か更に小さい所ばかりを狙っていったので、これは失敗だったと思っています。
性分だと思いますが、無駄な遠回りでしたね。笑

閉店したお店ですが、元々私自身お店の展開には積極的でした。
FCは当時考えていなかったですけど、直営で広げていきたい想いはずっとありました。
ただ直営でのリスクや大変なことの一つは人でしたね。
教育するにしても、育てられる人員には限りがあって、
いくらでも採用はできない中で安定したスキルの維持やクオリティ維持が必要になる。
また出店の際の投資額については、
皆さんもしっかりと算出されると思いますが、
閉店においても、その閉店に伴う体力をしっかり作らなければいけない。
ウチのお店は2~3000万程度(居抜きによってはもっと安い)で出店可能だが、
閉店するとそこにかかった償却やまたスケルトン戻しの為の工事費用など
それらのリスクも検討しておく必要があり、
このことは直営展開をする中でとても体力を削られましたね。

今のスタンスとしては
まるしょうというお店をやりたい。運営したい。と思ってもらえる人に
ノウハウとしてしっかり教える形でフランチャイズという形を取って、
支援をメインにしたFCによる店舗展開を基本は考えています。

メッセージMessages

開業者に届くメッセージ

開業前にしたこととして、
最初は麺屋さんのセミナーに参加したり、配合などのレクチャーを受けたりする中で、
自店で一番美味しいと考える麺の調合をしています。これは焼きそばという中での自家製麺として、
お客様には広く楽しんでもらえていると思っている。
元々は480円からスタートした焼きそばですが、今は830円です。
周りを見ながらですが、時代に合わせながら少しづつ値上げをしてきました。
私の開業資金は自己資金が200万、親から100万借りて、
後は公庫に700万借りてトータル1000万ぐらいでオープンさせました。
資金調達はそれまでの実績を評価してもらったこともあり、割とすんなり通りましたね。
もちろん事業計画には熱い理念も含めて、余念がありませんでしたが、
基本的には自分の思う想定価格と見込み客数を時間帯、
曜日別でしっかり細かく出してその情報を裏付ける。
後はそこにかかる仕入れや経費を引いて、残った利益がいくらです。
ということをお店が低調な時、普通、好調な時と3段階ぐらい作っておくことですね。
後はエリアとかの情報も入れたり、季節によって変わるとかも出しておくと良いですよ。
その上でこのお店をやるので、
いくらお金が必要で、それは何々を買う為や物件を契約をする為で、
自己資金はいくらあるので、後いくら公庫さんから借りれば開業できます。
と断定して持っていくと良いと思います。
いくら借りれますか?ではなくいくら開業の為に必要です。
という所をしっかり押さえて伝えることがとても重要だと思います。

私自身遠回りをしたせいで、キャッシュアウト直前まで追い込まれました。
収益化を念頭に、業態をスリム化して赤字を防ぐことが大切だと思います。

焼きそば まるしょう

業種:

焼きそば専門店

創業:

8/8/2011

現在の運営店舗:

4店舗(フランチャイズ1含む)

地域:

東京、千葉